あけましておめでとうございます。
わたし、荒木博士は12月14日から12月22日にかけてパリへ研修旅行に行っておりました。
今回のパリ研修の目的は、フランスの現代美術の中心地Les FRIGOSに行き、
現在のパリのアートシィーンを研究する為であります。
関西国際空港からパリまで約12時間。
長い。
機内で釣りバカ日誌とターミナルと同級生とコルテラルを観てもまだ長い。
すっごい寝たのにまだ長い。
やっと到着。
「Les FRIGOS」とは、パリの13区にある巨大なアーティストコミュニティーで19年前、元国鉄の冷蔵倉庫にアーティスト達がスコットしてアトリエを構えたことに始まり、今では映画のセットスタジオや音楽スタジオ、劇場、カフェまでをコミュニティで運営し、200戸以上のアトリエが雑居する、フランスの現代美術の中心地です。
詳しくはこちらから http://www.les-frigos.com/
早速Les FRIGOSの内部に侵入してみた。
室内は薄暗く壁はすべてグラフィティーアートで埋め尽くされている。
さすがに元は冷蔵倉庫とあって、配管やバルブは確認出来る。
途中うんこがしたくなったので記念に撮影をお願いした。
トイレまでもがアーティスック
でファンタジックなのである。
日本にもアート集団やデザインユニットは多数あるがここまでちゃんとやってる集団は無いだろう。
ちゃんとという意味は一人一人がしっかりとした意識を持ち、決してノリでやっていないという事だ。
カフェの経営から場所の管理までしっかりとした思想があり、これぞまさにわたしの思い描く理想組織だと思った。
とにかく巨大だ。アトリエといっても生活出来るほどの広さ、もちろん生活も出来るそうだがほとんどの人が他に住居が有ると言う。みなそれぞれアーティストでありいろいろなジャンルがミックスして巨大なアートシィーンが生まれているのだ。ちなみに写真真ん中のオレンジ色のシャツを着ているのがここのリーダーで写真左側にいる赤いマフラーの紳士は鉄を使った造形作家である。写真右側のパリジェンヌはここのカフェを仕切っている。どうやらわたくしは彼女にすかれてしまったようだ、そしてこの時はまだ禁断のパリナイツの事など知るよしもなかった。他にもさまざまなアーティストに出会いとても日本にはない感覚を味わったのである。
今回Les FRIGOSへ研修に行き学んだ事や体験した事を日本へ持ち帰り、日本独自の
スタイルでLes FRIGOSのようなファンタジックな場所が出来ないかと構想がふくらんだ。
■その後の数日間はパリ市内を探索。パリを観光する日本人や中国人を観察しながらパリの
アンダーグラウンドスポットへと入って行った。
早朝のエッフェル塔である。
ここもまた観光スポット。
わたしは恐い黒人の人にエッフェル塔のキンホルダーを知らないうちに10個買わせられていたようだ。
いきなりヴィトン本社へ侵入。
アホな日本人を検証。
ブランドがない国ほどブランド好き!
人間は無い物ねだりなのですね。
写真:ビルの横に巨大なヴィトンのスーツケースが 。
写真:中/本場のフランスパンを買ってみた。
普通に列んでいるとわたくしの後ろには誰も列ばなくなってしまった(営業妨害)。
国際電話にて日本の研究員へ状況報告。
市内を探索中雨が降って来た。この時期のパリは雨が多いらしい。
っという事で近くにあったコインランドリーにて濡れた白衣を乾燥機で乾かした。
白衣は無事乾き、お腹が空いたのでマックに入ってみた。
するとビックマックよりでかいサイズの BIG Tastyというハンバーガーに遭遇した。あわててセットで買ってみた。でかい!すべてがでかい!
ハンバーガーはもちろん。コーラもでかい!ポテトもでかい!
お腹いっぱいになった所で少し郊外に出てみた。
それからノートルダム寺院へザンゲをしに行ったのであります。
やっと晴れてきました。心も晴れると思ったのに。。。パリはわたくしに冷たかった。
「よこそう」って日本人を迎える気満々なのに白衣はお断りされました。涙
まぁ〜仕様がないですね。神聖な場所ですから。。。
■そして最終日。パリのラストナイツは思ったよりファンタジックだ。
わたしは夜のパリを一人さまよい歩く。。。
途中不思議なお店を見た。
ネズミ駆除の専門店だろうか?
ショーウィンドーには無数のネズミが吊るされている。
ここまでせんでも。。。なんだか落ちた。
見知らぬパリジャン達はジャパンを見て笑う。
「何が面白いのか?」とにかく笑う。
白衣は着用していないのにも関わらずだ。。。
ある意味、凄いファンタジックだ!
そしてノスタルジックでエキセントリックだ!
なんか楽しくなって来た。
わたくしはパリ最後のナイツに根拠のない期待を持っていたのかもしれない。。。
気が付いたらわたしは小さな本屋さんにいた。
「・・・・・」
パリのナイツにわたくしのエッフェル塔は泣いていたのであります。
6ユーロ。
こうして博士のファンタジックなパリ研修は終了した。
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