イラストロジックのルールはいたって簡単。マス目を塗りつぶしてイラストを完成させる。たったこれだけです。でも、ただやみくもに塗り潰して良いわけではありません。縦、横に設定されたヒントに従って塗り潰していくことが唯一の制限です。
ヒントはどれだけ連続して塗り潰すかを表しています。10なら10マス塗り潰すということです。
ヒントによって2つ以上の数字が書かれている場合があります。そんな時はそれぞれの連続するマスの間に空白のマスがあるということを表します。



[問題の見方]
まずは問題の見方について説明しましょう。問題の上と左に数字が並んでいますね。
上の数字はその縦方向の列に対するヒントを、左の数字はその横方向の列に対するヒントを表しています。

[実際にやってみよう]
イラストロジックの解き方についてはいろいろなテクニックがありますが、ここでは基本的なテクニックを使って解いていくことにしましょう。

・数の大きな列から埋める
まずはそれぞれの列を見て数の大きな列からチェックしていきます。今回の例題は10×10ですから、ヒントに10とあれば「列のすべてのマスを塗り潰す」ことを表します。
例題を見てみるとE列とF列に10というヒントがあります。すなわち、この2つの列はすべて塗り潰せるということです。

それでは、その隣のD列やG列はどう考えれば良いのでしょう。10マスの列に9マス塗り潰す時は次のように考えます。

つまり9マス塗り潰す方法はこの2通りしか考えられないので、それぞれに共通するマスを塗り潰すマスだと考えることができるわけです。実際にその共通するマスを塗り潰すととひとまずは次のようになります。



・2つ以上のヒントも同じこと
2つ以上の数字の時にも数の大きな列を探して塗り潰していきます。
そこでe列に注目します。このヒントは「2マス塗り潰していくつかの空白があってさらに7マス塗り潰す」ことを表しています。さて、1列は10マスしかありません。ということはこのヒントに合った塗り方は、

このパターンしかありません。

・ある程度塗り潰したら他の列をチェック
ある程度塗り潰したら、少し全体を見直してみましょう。ざっと今の時点で見渡してみると、a列、i列がすでに完成しています。塗らないとわかった場合には「×」マークでチェックしていきましょう。

すると、さきほど途中まで塗っていたD列とG列も確定しますので、これを塗り潰します。

この結果、さらにj列も完成していますのでチェックします。



・塗り潰したところもヒントになる
さて、塗り潰したマスやチェックしたマスがが増えていくと、それがヒントとなってさらに塗り潰していくこともできるようになります。
それではb列、c列、d列を見ていきます。この3列のヒントは「4 2」です。つまり「4つ塗り潰していくつかの空白があて2つ塗り潰す」ということを表しています。では、実際に今まで塗り潰したマスを見てみると、すでに4つ塗り潰したところがありますね。つまり「4つ塗り潰して」の部分はすでにできているというわけです。すでに4つ塗り潰してあるということを考えると、このヒントに合う塗り方は、

このパターンしかありません。
さて、こうなるとJ列も完成したようですのでチェックしていきましょう。

・仕上げ
ここまでくるとほとんど完成です。たとえばB列は残っている空白が全て塗り潰すことがわかりますし、その他縦方向の列であるA列、H列、I列も塗り方が一通りしかないことがわかります。それぞれを塗り潰してみると次のようになります。

そしてf列、C列を埋めると「サボテン」の完成です。